ご来館ありがとうございます。
追憶を、硝子の内側へ。
私たちは、美しいものを収集しています。
自然の輪郭。
一瞬だけ存在した光。
既に失われた記憶。
まだ誰の記憶にもなっていない風景。
それらを、ひとつの標本として保存する。
ガラスドームに閉じ込められた世界は、
現実に存在したものかもしれないし、
あるいは、誰かの追憶が生み出した架空の風景かもしれません。
骨格、標本、植物、静寂、空間、昏夜
私たちが制作するものは、単なる視覚作品ではなく、
「失われゆくものを留めようとする行為」そのものです。
存在した自然。
存在しなかった記憶。
その曖昧な境界を蒐集し、保存しております。
ここは、世界の断片を収蔵するための、
存在しない博物館です。
それではどうぞ、ごゆっくり